やぶそば(千駄木)
◆ もりそば







無性にさっぱりした蕎麦が食べたくなり、谷中よみせ通りから不忍通りへ抜ける路地にある「やぶそば」へ。江戸蕎麦の名系譜である「藪」、元々は江戸中期に藤堂和泉守の家臣だった山口伝次郎が、町人として(三輪に改名)千駄木・団子坂で「蔦屋」を開業し、周りに竹藪が多かったことから「藪蕎麦」と呼ばれるようになったとのこと。その後、堀田七兵衛が淡路町店を譲り受け、明治39年頃に三代目伝次郎が相場失敗で団子坂店を廃業したのを機に、「藪蕎麦本店」の看板を引継ぎ現在に至ります。渋く昭和感のある落ち着いた店内に入り「もりそば」を注文。緑がかった「神田やぶそば」とは異なる、細く滑らかな更科系の蕎麦が今日の気分にぴったりで美味い!江戸蕎麦のルーツがあった「谷根千(谷中・根津・千駄木)」にありながらも気取らずアットホームな地元密着のお蕎麦屋さんで、さっぱり麺活を堪能しました。ご馳走様でした!
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食べログ:
やぶそば
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東京都文京区千駄木3-42-7
【最寄駅】千駄木