大坂屋 砂場(虎ノ門)
◆ もりそば
2023年最初の蕎麦は、豊臣時代に発祥し徳川家と共に江戸に広まったとされる屋号「砂場」を継承する「大坂屋砂場」へ。本家は1872年創業、虎ノ門の現店舗は1923年(大正12年)に建てられ、登録有形文化財にも指定されているとのこと。曳家工事のため仮店舗での暫定営業が長く続いていて、昨年の工事完了後は初の訪店。虎ノ門ビジネス街の中心で異彩を放つ渋い店舗の暖簾をくぐり、飾りの気ない簡素な店内で、シンプルに「もりそば」を注文。四角断面できめ細やか&コシのある蕎麦を、濃口のつゆ&薬味とともに手繰り…、食後に蕎麦湯で割ると若干少量と思われたつゆも丁度最高の塩梅で、満足感MAXのまま一気に完食。うん…やっぱり歴史を感じられる枯れた空間で味わう蕎麦は格別。常連だった勝海舟や山本五十六に想いを馳せながら…、江戸三大蕎麦とされる「更科・藪・砂場」の一角を存分に堪能させていただきました。ご馳走様でした!
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店舗HP:
https://www.toranomon-sunaba.com/
食べログ:
大坂屋 砂場 本店
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東京都港区虎ノ門1-10-6
【最寄駅】虎ノ門/内幸町